薄命少女(漫画)
宮本法子
なすの斎場グループ
【8月課題図書】
大変なことに宮本の一番苦手とする漫画(自分の中では絵本とは全く種類が異なります)が今月の課題図書でした。期限に間に合わないと焦り文面を構成し、脚本のような形でイメージを作ったところ、予想外に読破することのできた図書でした。
同じ葬儀はないのと同様に、1人の人が歩む人生に同じは決してありません。明るい人柄だから明るい過去しかない、抑え目な人柄だから暗い過去がある訳でもない、そんな当たり前のこと思い返しました。言葉にできない葛藤や、今抑えなければいけない気持ち、そして口に出してしまったら泡のように消え去ってしまうのでないだろうかという不安。あの時我慢したことが仇になったのかと自分責める気持ち。そんなことはないだろうにと感じる自分は、人の気持ちに寄り添えていないのか。答えのない答えに、応えきれないこと。他者を理解するには足りない何かを感じ、同時に虚しさも残る図書でした。
葬儀は断絶感が謙虚に表出されるが故に、グリーフの重要な場面と捉えられることは一般的ではあります。しかしながら、人生の中での断絶感(=グリーフ)は歩んだ人生の数だけあると言われるのも事実です。個人の人生を点ではなく線、そして広い面で捉えることの重要性を再確認すると同時に、“グリーフケアのはじまりを”をどう捉えるのかの必要性を痛感しました。
死生観を問われるような図書でもありましたが、個人的には目に見えない人の心を扱う職業において、葬儀社として必要な視点と捉え方、そんな気づきを与えられたように思います。いつもなくてはならない気づきを下さる図書と社長には感謝します。気づきを現場で活かせる何かを見つけます。
宮内8月課題図書
最初手にしたとき、題名と絵を見て内容が全然想像できませんでした。読んでみたら内容は重いはずなのになぜか笑えてあっという間に読み終わってしまいました。ただ、主人公を自分に置き換えたら自分ならあんな風にサラッと現実を受け流せなしきっと落ち込で日々の生活を送ることはできないだろうと思ったし、残り時間のカウントをしていくのはツライだろうと考えさせられました。もし主人公のような状況の人が近く現れたら自分は、上手く言葉をかけられるだろうか、一緒に日々を過ごしていけるだろうかや、お客様として考えご家族へのグリーフケアをどのようにすれば良いかなど読み終えたあと漫画自体は面白いけど、色々考えさせられる内容はいい意味で重く感じました。
飯島芳美(解約済)
【8月図書】
今回はすぐに目を通せた本でした
普段の何気ない日常の中でいきなり余命宣告されたら…周りの方に秘密にして何事もない様に接する事が出来るだろうか?絶望の涙からカウントダウンが始まり日々変わっていく心の変化 もし自分なら もし我が子なら もし家族なら…とあの短編から色んな立場で物事を想像してみる事が出来ました たわいも無い日々の会話の中に死を連想する言葉が沢山ある事 やはりこれは余命宣告されたひとではないと連想されない言葉でもあると思いました 今回はターミナルケアを考えさせて頂いた本でした
竹中紗智
なすの斎場グループ
【8月読書感想文】
アンジャッシュのコントの様なやり取りで、内容と展開に違和感がありましたが、最期 主人公が言う言葉 私幸せだったから という言葉。死期を前にしなければ 当たり前がどれ程までに大切なものか、その当たり前に支えられて来た事などなかなか気づく事は出来ません。そして周りの人間の想い、時は進み、何も出来ない・出来なかったというやるせなさ、自暴自棄を繰り返し、本当は自分が支えるべき死期を前にする人間に逆に助けられる。ずっと近くで死期を数えた家族・友人、途中から知った友人、何も聞かされなかった友人、葬儀や当家様に当てはめるとより分かります。故人様がこう言ってくれたのよと勇気を貰った施主様や会いたくても会えなかった疎遠のご親戚、やるせなさは怒りとなり深い悲しみとなり様々な言葉に変わります。その心情を読み取り、聞き出した上で、平等にお別れの時間に集中して過ごす環境を作る事、それがディレクターの仕事だと改めて感じました。今月もありがとうございました!

相馬親太郎
なすの斎場グループ
【8月読書感想文】
読み始めは、死期が迫る内容にも関わらず、笑いの表現が多い内容だったため、そっちに目がいってしまいましたが、読み進めるうちに、内容がかなり重くなり、最後はとても悲しい気持ちになりました。日々、仕事や私生活でも大変なことが多いですし、もちろん楽しいこともありますが、それが当たり前であり、それが生きる、生きているということなんだと、それがどれだけ幸せなことなんだろうと、主人公の子に教えられた気がします。余命を宣告されているにも関わらず、精一杯、生きれる姿は素晴らしいです。そう思うと、無駄な時間、暇な時間はないと。一日、一日を大切に生きていこうと、思います。ありがとうございました。

月井 優二
なすの斎場グループ
【8月読書感想文】
漫画はかなり好きなので読みやすかったです。これが課題図書なら「聖☆おにいさん」も課題図書になるのでは?と期待してしまいました。
当たり前ですが亡くなる前には【生きて】いる事、その事の再認識になりました。

高橋 真人
なすの斎場グループ
8月読書感想
※はじめに、感想文読むとどうしてもネタバレになってしまうので「先入観なく読みたい」という方はみんなの感想文を読まずに読書を始めることをお勧めします。
と、お断りしたうえで書きますが、人にはそれぞれの人生があり、個性があり、繋がりがあるということを再認識しました。葬儀というその方の最後の瞬間に、どれだけその人生を考えて寄り添ってあげることができ、個性をくみ取りその人らしい葬儀をお手伝いすることができ、繋がりを伺うことで来ていただいた方たちに心を込めたお別れをしていただくか。当たり前のことですが、もっともっとできること、すべきことがたくさんあるなと感じました。
趣味なんてなんもなかったよな~、そんなたいそうなことした人じゃないから~、と言われても、人ひとりの人生に「何もない」なんていうことは無いと改めて感じましたので、それを胸に葬儀のお手伝いをしていきたいと感じました。
「聖☆おにいさん」もいいですが、手塚治虫の「ブッダ」が先でしょう!と伝え、感想を締めさせていただきます。

藤田 勝文
なすの斎場グループ
8月課題図書
生と死は表裏一体。常に隣り合わせであることを実感します。生きていることが当たり前で、死ぬことが非日常と思うことで、根拠のない安心を求めてしまう。生=死の方程式は、100%の確率で全ての生に平等に当てはまる。当たり前と思いすぎて、忘れがちな、生かされている今に感謝する気持ちを再認識出来る、素晴らしい一冊だと感じました。感謝☆

相馬 なつみ
なすの斎場グループ
8月課題図書
いきなり余命宣告から始まり少し驚きました。余命宣告をされても友達に言えない主人公と主人公に言えないお父さんの気持ち。余命宣告のことを聞いた友達。いろいろな登場人物の気持ちを考えることがありました。余命宣告をされても精一杯生きる主人公。生きているだけで幸せなことに気付きました。改めて命の大切さを考えました。

村上絢美
なすの斎場グループ
【8月感想文】
漫画でとても読みやすく、何度も読んでしまいました。人は生きますがその人生が終わる時があるってこと。当たり前ですがその人生がどんな人生だったか、人それぞれその人に対し想いがあること、とても感じました。何もない人生は無いと思いますので故人様に対し、自分の家族のお見送りの気持ち忘れずに行いたいと思います。

田中 勝
なすの斎場グループ
8月読書感想文
感想としまして、漫画なのでとてもリラックスして読めました。
死期が迫る内容にも関わらず、お笑いみたいな内容でそこが逆に良かったと思います。
この本を通して生きる意味、楽しさを知り、それでも精一杯生きるという素晴らしいお話でした。
決して生きてるのが当たり前ではなく、授かったありがたい命を大切にする気持ちが大事である。
この気持ちを全世界の人々に伝えていきたいと思います。

赤羽根奈央子
なすの斎場グループ
8月の読書感想文
コミカルで読みやすく冗談なのではないか?最後は生きているのではないかと思いながら読み進めました。自分がもうすぐ居なくなることがわかっていても普段通り過ごしまわりを気遣って明るくしていて強さを感じました。

平山 智美
なすの斎場グループ
8月読書感想文
主人公や主人公を取り巻く人たちの心の変化、笑いを交えながらの物語でしたが死期が近づくにつれて切なく感じました。主人公が自分だったら…主人公のお父さんだったら…友人だったら…とそれぞれの立場になって読むことが出来ました。それぞれに沢山の愛があってもなかなか伝えられない。いつもの会話…それは生きているからこそできることなので、改めて相手に伝えることってとても大切なことなんだなと思いました。
なかなか葬儀に立ち会うことはありませんが、想い札など参列された方の気持ちを伝える最後の大切な時間があるって素敵だなと思いました。

高橋清志
なすの斎場グループ
8月読書感想文
薄命少女を読み終えて。
冒頭から余命を宣告された女の子が楽しく?余生を過ごしていく感じの内容だったでしょうか。
シリアスになりそうなところは最後に必ずボケで落ちを付ける、読んでいて思わずにやけてしまうような場面が多くありました。周りの友人やお父さんにすごく愛されてこの子は生きていけたのではないでしょうか。
個人的な意見ですが最初からの流れで最後の最後は佳苗は生きてましたーってやってほしかったのは私だけでしょうか。〆はしっかりとせつなくなっていましたね。

大金久美子
なすの斎場グループ
8月読書感想文
主人公の余命宣告されてからのことが冗談を交えて書かれていて、死というテーマがちょっと軽く書かれていてどうなのかなと思いながら読み始めました。
読み終わった後の感想では、残される側のケアってとても大事だなと感じました。
先に逝く方も残される方も色んな想いがあって。
普通に生きていくことの有り難さや、葬儀屋さんに勤めるからこそ、普通の人より前もって何か出来ることがあるように思えたので自分なりに何が出来るか考えながら仕事をしたいと思います。

渡邊勇二
なすの斎場グループ
8月の読者感想文
フィクションとは言え、自分、娘、友人などのそれぞれ死を知らされと物事の考えが変わり、生き方が変わっていった。コミカルにダジャレのように書かれているが死に関する言葉に敏感に反応しているのもその1つかと思いました。自分の葬式、身内の葬式でこんなふうに送ってもらいたい、送ってあげたいと言う思いをしっかりと形にしたいと思いました。
また、亡くなってから知らされ人も伝えたい想いがきっとあっただろうと思います。
亡くなってからの4コマ目は全て客観視で日常に戻った人々を見守ると意味なのかなと。何回か読んで気づきました。

櫻井 裕子
なすの斎場グループ
8月読書
読み始めは、どういう事?と理解できませんでした。生きてることが当たり前で、私もこの仕事をしてなかったら、死について考えたり、生かされてる事に感謝もできなかったかもしれません。

寺門 大輔
なすの斎場グループ
8月読書感想文
ストーリーについては特に感想はありませんが、仮にこの漫画の主人公の式を担当したとき、残されたお父さんに対してどんな問いかけ方ができるだろうか、どんなアフターケアができるだろうか、とは考えました
また、当然なことではありますが、葬儀社としては亡くなってからでしか、故人様と会うことはできませんが、私たちに会うまでに、一人一人、それぞれの人生を歩んでいたことを、改めて意識させられる機会となりました

星 大地
なすの斎場グループ
8月感想文
死期の迫りの恐怖をコミカルに書いていて入りやすくも感動的な本でした。
グリーフケアをする側、私たちは当然なにも故人を知らないので、少しでも故人を知り身内であるかのように遺族を支えられたらと思います。
自分だったらきっと、あんな笑えないな。と思ってしまいます。
葬儀の意味と大切さも教えてくれる一冊でした。

藤田 裕子
なすの斎場グループ
8月読書感想文
薄命少女 なんか変な感じがしながら 読み始めましたが なんとも言えないストーリでした。父とのやり取り 友達とのやり取り。笑っていいのか微妙でしたが もしも自分だったらと思いながら面白く読めました。死と向き合っていく仕事としてもしっかりと残された時間を過ごした人もいる中でご遺族様とどうゆうお見送りが良いものなのかを考えなきゃ と思えた本でした。


渡辺悟
なすの斎場グループ
8月の読書感想文
漫画ですごく読みやすかったのですが内容が何とも言えない感じでした、笑いもありながらも考えさせられる本でした
学生ならではの一面もありながら、死とはと考えさせられる場所もあるので、お葬儀とはというところですごく勉強になりました
故人様に想いを伝えるということがどんなに大切かがわかりました
自分なりにお葬儀の中でどのように想い伝えて頂くかを考えていこうと思う、本でした
高橋清志
なすの斎場グループ
8月読書感想文
ザッポス伝説を読み終えて、初めて手に取った時には分厚くて長そうというのが印象でした。
読み始めて間もなくトニー・シェイ氏の儲けるためにはどうしたらよいか、その行動力、実現力には驚かされました。幼少時よりこれができるというのは才能と努力の賜物のように感じました。
ザッポスを立ち上げるまで、幾度もの失敗を乗り越えもうだめかを2度乗り越えました。
信頼できる仲間、決断力、周りからのサポートがあったからこそ乗り越えてこられたのではないでしょうか。いよいよザッポスを立ち上げてからが本当の勝負の始まりでしたね。
倉庫の管理を外注に任せると回らなくなる、私も倉庫管理業務を行っていますがこのあたりのお話はとても他人ごとではなく自分のことのようにどうなっていくんだろうといった気持ちで読んでいきました。
自社工場を立ち上げるまでも大変でしたが、そこから軌道に乗っていくことができてほっと一安心ですね。
それでも何度か経営難に陥りそこから這い上がっていくトニー氏の経営手腕はさすがですねーと感心しきりでした。
終盤ザッポスが結局はAmazonに買収されてなくなってしまうのが話の大筋かと思い読み進めていきましたが、ザッポスは現状のまま維持して何も変わらない状態で経営していけるのはちょっとほっとしました。