宮本法子
報連相を基本にしてきた世代にとって、時代の変化を感じるような“ザッソウ”というタイトルは少し違和感がありましたが、毎回のごとく“仕事に置き換える読み方”をすることで読み進められた図書でした。
現代の仕事は再現性が低く、また、社会の変化が激しくなる中で結果を出すためにはどんな仕事もクリエイティブな仕事に変わる。どんな人も1人きりでは価値を生み出せない、大切なことは価値を生み出せたかどうかで、顧客にとって役に立ったかどうか。そのために必要な“ざっそう”の根拠や狙い、重要性を学ぶことができました。また、ザッソウあふれるチームへの旅路マップは理解しやすさと楽しみや面白さが増し、目指す方向性が明るく感じられました。
実際に行っている“ザッソウ”も、本に振り返り忠実に実践するにはやや違う面も感じ取れましたが、著者自身も完璧に実践できているかと言えば嘘になるとの文面に、形にするためには実践の積み重ねが必要で、積み重ねた数が経験になり、チームワークとして発揮していくのだと感じました。
文面中、また参考文献として登場する“ザッポス”。課題図書として読ませて頂く中で、その書籍同士の繋がりが、さらに学びを広げ身についていく感覚です。毎回大切な図書とその機会を与えて下さる社長には感謝します。